2020年4月スタートドラマ Part4
2020年4月19日~4月21日に第1話が放送されたものの中から、いくつか。
2話以降、観るべきか否かの判定を、星の数で表しています。MAX星3つ。かなり主観が強い文章ですが、だってただの私の感想だもの。悪しからず。
▶土曜 23:15~ テレビ朝日
Ⅿ~愛すべき人がいて~ ★(0.5)
壮大なコントを見せられているようだった。
昨年、今さら感たっぷりに出版された、浜崎あゆみの同名の不倫暴露本が原作のドラマ。
主演に起用されたエイベックスのごり押し新人・安斉かれんの学芸会レベルの演技。メンヘラ秘書を演じる田中みな実の「これ、笑わせようとしてるよね?」と思うくらいのやり過ぎ演技。
「ハロウィンですか?」と聞きたくなるようないで立ちで闊歩する敏腕プロデューサー(小室哲哉がモデルと思われる)。高嶋政伸が演じる、ごくごくわかりやすい極役社長。
モデルになった松浦氏本人とは似ても似つかない美男子で、空回りした野心家ぶりを見せつける三浦翔平も、なんだかみんな不憫に見えた。おばさんとおじさんの、過剰に美化された過去の思い出を本にして、そしてドラマ化までして、いったい誰トクなのだろうか。
主演の安斉かれんでさえ、あゆ役なんて、本当はやりたくなかったんじゃないだろうか。彼女の世代にとって、浜崎あゆみなんてカリスマでも何でもない。体がかゆくなるような臭いセリフと、ドロドロの人間関係が連発される、陳腐なシンデレラストーリーで変な注目をされてしまうのは、不本意だったのではないだろうか。
昭和の昼ドラが好き!って人は好きかもしれない。私は暇だとしてももう見ないだろう…。
▶月曜 22:00~ テレビ東京
行列の女王 らーめん才遊記 ☆★(1.5)
鈴木京香×ラーメン。なんてアンマッチな組み合わせ!プロデューサーはその違和感を狙ったのだろうか。
鈴木京香は、伝説のラーメン職人で、自身の店を経営する傍ら、不振にあえぐ店を建て直すコンサルティング業を営む会社社長役。全然似合わないけど、彼女が作ったラーメンは、シュッとしてて、スキがなくて、計算し尽くされた美味しさがありそうで、食べてみたくはなる。
彼女の作ったラーメンを「なんか、フムフムって感じで、ワクワクしないんですよね。イマイチ」と、遠慮なく言い放つ、空気読めない新入社員役に、黒島結菜。別に嫌いではないのだが、この子のキャスティングが失敗だったのではないだろうか。見た目が地味だから、こういう嫌味なセリフが、良くも悪くも癪に障って聞こえてしまう。
悪気なく、無邪気に毒を吐く。こういうのは、突き抜けたポップさと、いい意味でのアホさ加減がないと、見ている側はただ腹立たしいだけ。だから、この子なら仕方ないかと思わせるくらいのパッと目立つキラキラした容姿の女優を使った方がいいと思うのだ(あくまで個人の感想です)。別にそんなに好きではないけど、森川葵とか、中条あやみとかね。
あと、食を主題にしたドラマだからって、安易に石ちゃん(ホンジャマカ・石塚)を出すのはどうなんだろう。彼、一応グルメレポーターとしてテレビに出てるけど、食べ方汚いし、食欲を減退させるビジュアルだし、正直、知名度だけで、人気はないと思う。
いかにも「石ちゃんを模しました!」みたいな個性の強いキャラクターを、達者な役者に演じさせれば良かったのではないだろうか。ムロツヨシとか、八嶋智人とか。
なんだかちょっと、鈴木京香の無駄遣いな感じがしてしまって、残念。2話目以降はもういいかな…。
▶月曜 24:59~ 日本テレビ
正しいロックバンドの作り方 ☆★(1.5)
若い男子4人からなるイケてないロックバンドが、大型フェスに出ることを目標に、すったもんだを繰り広げるコメディ寄りのドラマ。
ジャニーズWESTのメンバー2人(藤井流星、神山智洋)と、栗原類、吉田健悟のタイプの異なるキャラクター設定は良かった。
そして、第1話のゲスト、お笑いコンビ・シソンヌのジローとの絡みもおもしろかった。でも、確実に、ジローの個性強すぎるキャラクター頼みのストーリーだったように思う。2話目以降も、ゲスト頼みの感じなのだろうか。
そして、バンドメンバー4人のうち、1人でも目の保養になるようなイケメンがいてほしかったのだが、ゼロである…。
この年代なら、北村匠海とか、小関裕太とか(鈴木京香のドラマに出ちゃってるけど)、磯村勇斗とかさー。
エンディングテーマも、せっかくならこのバンドが演奏している設定のロックの曲にすればいいのに、普通にジャニーズWESTの曲。これはさすがに詰めが甘いのではないだろうか。
まぁ、彼らのファンがこぞって見るはずだから、私は早々にドロンいたします!
「アンサング・シンデレラ」「BG~身辺警護人~」「未満警察」「竜の道」など、放送が延期になってしまったドラマが多数。これらに関しては、あらためて、また後日。